展示室T-2 kansen太郎氏の作品を紹介するページです。
更新は不定期です。



旧日本海軍 航空母艦 赤城(1942)
第16回ピットロードコンテスト受賞作品 <キットについて>
 フジミのシーウェイ特シリーズ35として発売されている 1/700洋上模型で、2010年 8月に発売されています。1/700のキットとしては、長い間、唯一ハセガワより1971年に発売されたキットがありましたが、フジミのキットは近年における実艦の研究成果が反映されており、また、最近の成形技術による詳細なモールドが売りとなっています。

<実艦について>
 元々、大正時代に八八艦隊計画で起工された巡洋戦艦天城型の 2番艦で、ワシントン軍縮条約により空母に設計変更して建造されました。同型艦として「天城」が建造されていましたが、関東大震災により船体を破損して廃棄されたため、同型艦はありません。原計画では三段式の飛行甲板を持ち甲板下に艦橋を持つ平型空母として竣工しましたが、航空機の発達に対応できなかったため、一段式の飛行甲板に改装されて甲板左舷に艦橋構造物を持つ島型空母として太平洋戦争に参加、大戦前期において機動部隊の中核として大活躍をしましたが、1942年 6月のミッドウェー海戦にて戦没しました。

<作例について>
  NAVY YARD vol.18 2011年11月号掲載作例です。別売りの飛行甲板用木製シートとエッチングパーツを使用して精密さを強調しています。25o連装機銃にはファインモールドのナノ・ドレッドシリーズを使用、高角砲は砲身部を真鍮パイプや金属砲身に置き換えています。飛行甲板には日章旗のマーキングを施し、艦橋周辺には真珠湾攻撃時と同様マントレットを配置しました。

文章作成:軍艦大好き



       
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