戦艦 富士 旧日本海軍
 富士型前弩級戦艦1番艦
更新:2010年06月02日
修正:2019年12月20日
 富士(ふじ)1905  <フォーサイト製>


<使用キット>
  • シールズモデルズ 10
    日本海軍戦艦「富士」
    1/700 フォーサイト 2005年発売


<実艦について>
1894年8月1日、イギリスのテームズ鉄工所で起工され、1897年10月31日に横須賀に到着しました。わが国初の近代的戦艦です。1905年の日本海海戦では第一戦隊に所属して活躍。その後、1911年には一等海防艦となります。その後、運用術訓練艦、特務艦、練習特務艦へ転籍しますが、旧日本海軍に48年間も奉公した武勲艦であります。48年間の就役とは、旧日本海軍の軍艦で最も長く就役した艦でした。

<キットについて>
1/700戦艦「富士」のプラキットは、シールズモデル(SM)のフォーサイトから発売されています。小国の日本が大国のロシアに完勝した日本海海戦において、主力の第一戦隊3番艦として活躍した戦艦です。SMは日本海海戦時に活躍した艦艇をラインナップしており、モールドは詳細ですばらしいです。ただ、船体が左右分割式なので、甲板との合わせに苦労するなど、組み立てはどちらかといえば難しいと思います。また、仮組みをまめに行わないとパーツ同士が干渉する場合があります。でも、構造が複雑な明治時代の艦艇ということもあって存在感があり、苦労して建造すれば完成時の喜びも大きいと思います。

<作例について>
マウントレットのパーツはキットに付属されていますが、説明書には装着指示がありません。よって、BOXアートを参考に推定して取り付けています。この推定部分は、kansen太郎氏の作例の手摺り部分を参考とさせてもらいました。(^^ゞ
作例は、ほぼ素組みですが以下の追加工作を行っています。
  • 前部艦橋下の補強材は、伸ばしランナーにて雰囲気重視で再現しました。
  • 煙突のモールドはすべて削ったほうが良かったのですが、先に完成させて「三笠」に合わせて上から1番目および4番目を残し削りました。説明書にも日本海海戦当時にはモールドが無い可能性があることが記してあります。
船体は、我が造船所では戦艦に佐世保工廠グレーを使用していますが、大きさから呉工廠グレーとしました。木甲板は GSIクレオスのタン色にタミヤのエナメルカラーのブラウンで変化を付けました。後部マストの取り付けは、後部艦橋と接するため、マントレット装着時は要注意です。前後の旗竿は脆いので、整形には十分注意してください。

      
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