戦艦 長門 旧日本海軍
 長門型戦艦1番艦
掲載:2009年02月08日
修正:2019年12月20日
 長門(ながと)1941 <アオシマ製>
 左舷前方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
 右舷後方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
<使用キット>
  • ウォーターラインシリーズ 115
    日本戦艦「長門」
    1/700 アオシマ 1999年発売


<実艦について>
1920年度に計画された、主砲が40p以上の戦艦8隻と巡洋戦艦8隻を建造する八八艦隊計画の第一艦として呉工廠で建造されました。
完成当時、40.6p連装主砲を 4基搭載し、高速の26.5ノットを発揮する超一流の戦艦として誕生した「長門」は、完成後にワシントン軍縮条約によって新たな戦艦が建造されなかったため、長らく連合艦隊旗艦として活躍しました。太平洋戦争開戦前に大改装を行い、 2本あった煙突は 1本となり、また前楼は複雑になるなど艦容は重圧なものに一変しています。
太平洋戦争開戦時には、山本五十六連合艦隊司令長官がこの「長門」よりハワイの真珠湾攻撃命令を発した話は有名です。終戦時には横須賀にあって、連合艦隊の中でただ一隻残った戦艦でした。戦後に米軍によって接収された後、水爆実験の目標艦として使用され、ビキニ環礁で艦命を終えました。
<キットについて>
ウォーターラインシリーズのリニューアルは、フジミの脱退から始まっていましたが、自社製品のリニューアルとしては1998年のタミヤの「大和」から始まり、アオシマとして自社製品初のリニューアルがこの長門型でありました。キットは先代の弱点を修正した良好な出来であり、このキットの発売により、アオシマの艦艇モデルのイメージが大きく変わったと思っています。世間でも評判が良いようで、お勧めのキットですが、主砲砲身が幾分細く感じられ、41センチ砲の威力に欠ける印象を与えてしまうところが残念です。
<作例について>
我が造船所、通例の素組みですが、以下の追加工作を行っています。
  • 探照灯台脇のボートダビットは長門型独特の形状です。キットでは省略されていますので、プラ棒と伸ばしランナーにて追加しました。
  • 機銃類、高角砲はPT社の武装パーツセットのものに変更しています。
  • 後楼上部は長門型独特の複雑な形状で、 2番艦「陸奥」との違いもあり良いアクセントになります。キットではほとんど省略していますので、真鍮線と伸ばしランナーを使い、ある程度再現しました。
船体色はGSIクレオスの艦船カラーより佐世保工廠グレーを選びました。リノリウム色はPT艦船カラーより、リノリウム色を選択。甲板はタン色にタミヤのエナメルカラーでアクセントを付けます。艦底色や黒色および白色など、その他はすべてGSIの Mr.カラーを使用しています。
最後にタミヤのエナメルカラー黒色を使用して、艦舷の窓などをスミ入れし、全体を半艶で吹いて完成です。

      
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