巡洋艦 名取 旧日本海軍
 長良型二等巡洋艦3番艦
掲載:2007年12月16日
修正:2014年10月07日
 軽巡 名取(なとり)1935 <タミヤ製>
   
<使用キット>
  • ウォーターラインシリーズ 320
    日本軽巡洋艦「名取」
    1/700 タミヤ 1993年発売
 

<実艦について>
  • 1922年9月15日、三菱長崎造船所で竣工しました。
  • 1923年〜1940年には青島方面で主に行動しています。大戦初期は船団護衛に従事、中期から後期にかけても大きな海戦には参加していません。
  • 1944年8月にマニラからパラオに向けて行動中、米潜水艦の雷撃を受け沈没しました。

<キットについて>
1/700「名取」のプラキットは、ウォーターラインシリーズ(WL)のタミヤとシーウェイモデル( SWM)のフジミから発売されています。

SWMキットは元々WLキットとして発売されていたもので、フジミがシリーズから脱退した関係上WLからSWMキットとして発売されました。この事態に対応してWLではタミヤにより「名取」を再開発したため、WLキットは SWMキットを十分研究して発売されたキット?のためか、一般的に良い評価をされています。 SWMキットは1972年に開発された古参キットで、航空作業甲板形状が実艦と大きく異なっており、一般的な評価はあまり良くありません。 今回はWLキットを建造しました。WLキットでの建造は特に注意点はありませんが、大戦前の仕様なのに舷外消磁電路がモールドされているため、削り取る必要があります。

これもちょっと個人的に気になるところですが、航空機作業甲板のリノリウム押さえのモールドが無いのが残念です。どうやら…、開発当時はこの部分を鉄甲板と考えていたようですね。

<作例について>
ほぼ素組みですが、以下に示す部分を少しだけ、追加工作しています。
  • 航空機作業甲板張り出し下部の支柱をプラ棒で再現しました。
  • 艦首の波除板をプラ板で追加工作しました。
船体や上部構造物は、我が造船所の軽巡色である呉工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT社の艦船カラーリノリウム色で塗装、その他はすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。

      
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