巡洋艦 龍田 旧日本海軍
 天龍型二等巡洋艦2番艦
掲載:2016年04月29日
修正:2019年12月25日
 軽巡 龍田(たつた)1919 <ハセガワ製旧キット>
↑ 左舷前方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
↑ 右舷後方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
<使用キット>
  • ウォーターラインシリーズ 310(旧93)
    日本軽巡洋艦 「龍田」
    1/700 ハセガワ 1980年発売
 

<実艦について>
天龍型軽巡は日本海軍初の軽巡洋艦であり、建造当時としては超一流の速力、 51,000馬力 3軸で33ノットを持ち、最強の53cm三連装魚雷発射管を 2基搭載しました。本型は本艦と 1番艦「天龍」の 2隻が建造され、2番艦「龍田」は佐世保工廠にて1番艦「天龍」の竣工1919年11月20日よりも早い1919年 3月31日に竣工しました。船体形状は駆逐艦を大きくしたようなスタイルとなっており、当時としては斬新な設計だったようです。

開戦時は第 4艦隊第18戦隊として同型艦「天龍」とともに第一次、第二次ウェーキ攻略作戦に参加、その後「天龍」とともに南東方面各地の攻略作戦を支持。1942年 1月にはビスマルク攻略作戦、 2月、 3月にはブーゲンビル島攻略作戦を支援しました。 6月にガダルカナル島飛行場設営に協力、ガダルカナル島に物資輸送を 3回行いました。1943年 4月には第11水雷戦隊旗艦となり、1994年 3月12日に東松二号船団を編成して緊急輸送任務に就き、木更津沖からサイパン島へ向かう途中、米潜水艦「サンドラス」の雷撃を受け13日午後 3時36分に沈没しました。

(参考:キット説明書)

<キットについて>
軽巡「龍田」の 1/700プラキットは、ウォーターラインシリーズのハセガワから発売されている本キットのみとなります。2015年にリニューアルキットが発売され、現在は絶版となっています。

旧キットはネームシップ「天龍」を基に、マストと艦載艇を新たに追加して竣工時仕様としたものです。主要部分は「天龍」のままで、キット最大の欠点となる艦橋構造物の形状不良もそのままであるため、キットに詳細な要求を求めず、大まかに形状が似ている程度のものと割り切るほうが好ましいでしょう。

古参キットのため、パーツ点数は少なく容易に製作ができ、ストレスが少なく建造を楽しめます。

<作例について>
キットは「龍田」の竣工時の姿を表しているようですが、艦橋天蓋は固定天蓋パーツのままなので、天幕表現とするためにセールカラーで塗装しました。後部砲塔甲板や艦体中央部から艦尾までの甲板はリノリウム押さえモールドがありませんがリノリウム色で塗装しています。

<建造について>
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