巡洋艦 天龍 旧日本海軍
 天龍型二等巡洋艦1番艦
掲載:2015年07月29日
修正:2019年12月25日
 軽巡 天龍(てんりゅう)1940 <ハセガワ製旧キット>
↑ 左舷前方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
↑ 右舷後方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
<使用キット>
  • ウォーターラインシリーズ 85
    日本軽巡洋艦 「天龍」
    1/700 ハセガワ 1973年発売
 

<実艦について>
「天龍」は日本海軍初の軽巡洋艦であり、建造当時としては超一流の速力、51,000馬力 3軸で33ノットを持ち、最強の53cm三連装魚雷発射管を 2基搭載しました。天龍型軽巡は本艦と 2番艦「龍田」の 2隻が建造され、ネームシップの「天龍」は横須賀工廠にて1917年 5月に着工し、1919年11月20日に竣工しました。船体形状は駆逐艦を大きくしたようなスタイルとなっており、当時としては斬新な設計だったようです。

開戦時は第 4艦隊第18戦隊旗艦として同型艦「龍田」とともに第一次、第二次ウェーキ攻略作戦に参加、その後「龍田」とともに南東方面各地の攻略作戦を支持。1942年にはガダルカナル島飛行場設営に協力、ガダルカナル島に物資輸送を3回行いました。第一次ソロモン海戦では、重巡「鳥海」以下の重巡部隊に続いて戦地に突入し、敵重巡 4隻を撃沈する戦果に貢献しました。また、第三次ソロモン海戦には増援部隊として参加。1942年12月18日20時25分、ニューギニアのマダン攻略作戦に護衛隊として参加していましたが、マダン北方海域において米潜水艦「アルバコア」の雷撃を受け沈没しました。

(参考:キット説明書)

<キットについて>
軽巡「天龍」の 1/700プラキットは、ウォーターラインシリーズのハセガワから発売されている本キットのみとなります。2015年にリニューアルキットが発売され、現在は絶版となっています。

旧キットとなった本キットを改めて購入する人はいないと思いますが、全体的な形状は軽巡「天龍」をうまく表現しています。キットで最大のネックとなるのが艦橋構造物で、実艦とはかなり異なる形状をしています。この部分をうまく修正できると一ランク上の仕上がりとなるでしょう。

古参キットのため、パーツ点数は少なく、容易に製作できるキットです。実艦に忠実ではありませんが、そこを割り切って製作すれば、ストレスが少なく建造を楽しめるキットです。

<作例について>
キットは「天龍」の最終時?の姿を表しているようですが、機銃装備は架空のようなので無視して船体に消磁電路のモールドがないことから開戦前仕様としました。間違いを追求するよりも素組みで艦容を楽しむのが健康的です。

<建造について>
建造工程ついては、下記のアイコンからお入りください。 ↓

     
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