「阿武隈」 旧日本海軍
 朝潮型一等駆逐艦10番艦
掲載:2006年11月03日
修正:2014年12月02日
 霞(かすみ)1945 (天一号作戦時仕様) <ピットロード製>
↑ 左舷前方からの写真
(画像はクリックすると大きくなります。)
↑ 右舷後方からの写真
(画像はクリックすると大きくなります。)
<使用キット>
  • スカイウェーブWシリーズ89Y
    日本海軍駆逐艦「霞」
    1/700 ピットロード 2005年発売


<実艦について>
  • 1939年6月28日、浦賀船渠で朝潮型10番艦として竣工しました。第18駆逐隊に編入。
  • 1941年開戦時のハワイ海戦では、空母「蒼龍」および「飛龍」の第二航空戦隊を護衛しました。1942年1月にはラバ ウル攻撃、2月にはポートダウイン攻撃やジャワ島攻略作戦い参加、6月のミッドウェー海戦では攻略部隊の護衛をします。7月に敵潜水艦の雷撃を受け損傷、呉に入港し修理を行いました。
  • 1943年7月に第11水雷戦隊に編入し、9月には第 1水雷戦隊に配置換えとなります。その後、船団護衛や輸送作戦に 従事しましたが、1944年10月のレイテ沖海戦において巡洋艦「那智」を旗艦とする志摩艦隊に所属してスリガオ海峡を目指しますが、作戦中止によりマニラに帰投。11月にオルモック輸送に 3回従事、12月にはサンホセ突入作戦に参加します。
  • 1945年2月には北号作戦に参加、4月に天一号作戦に参加し、米艦載機の攻撃を受けて航行不能となり、自沈処分さ れました。

<キットについて>
1/700「朝潮型」のプラキットは、スカイウェーブシリーズ(SW)のピットロードとウォーターラインシリーズ(WL)のハセガワから発売されています。

WLキットは一般的に船体形状が実艦と大きく異なると評価されており、キット発売は1971年で古参キットです。一方、SWキットは近年発売され、WLキットを十分研究しての発売?のために形状が良好で、SWキット特有である詳細で強いモールド観に仕上がっています。個人的にこのモールド観が大好きなので、今回はSWキットを建造しました。SWキットでの建造は特に注意点はありません。各パーツ類もWLキットより少し太めなので、折れ易いことはないと思います。

これも個人的な好みなのですが、持ったときの重量感がほしいので、WLキットのようにオモリが付属されたらなと感じます。

<作例について>
「霞」は天一号作戦(沖縄特攻)時仕様で建造しました。ほとんど素組みですが、作例では1945年の天一号作戦時仕様のため、以下の追加工作を行っています。
  • 0.25o×0.5oプラ棒により、舷外消磁電路を再現しています。
  • 第一煙突に”●”マーク、第二煙突に” 2本白帯”のデカールを装着しています。なお、デカールは付属しているも のを使用しています。
船体や上部構造物は、我が造船所の駆逐艦色である舞鶴工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT艦船カラーのリノリウム色で塗装、そのほかはすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。

なお、私的好みで舷側中央と艦尾の艦名を表記しておりますが、大戦中は塗りつぶされていました。

      
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