「阿武隈」 旧日本海軍
 朝潮型一等駆逐艦3番艦
掲載:2006年11月03日
修正:2019年12月28日
 満潮(みちしお)1944(対空兵装強化時) <ピットロード製>
↑ 左舷前方からの写真
(画像はクリックすると大きくなります。)
↑ 右舷後方からの写真
(画像はクリックすると大きくなります。)
<使用キット>
  • スカイウェーブWシリーズ 31
    日本海軍駆逐艦「満潮」 
    1/700  ピットロード  ?年発売


<実艦について>
1937年10月31日、藤永田造船所で朝潮型 3番艦として竣工しました。1937年12月まで中支方面で行動します。大戦初期はマレー上陸作戦に参加、1942年2月のバリ島沖海戦で損傷します。以降、ガ島上陸作戦の支援、トラック方面の輸送作戦に従事。

1944年3月には呉に向かう戦艦「武蔵」を護衛、6月のマリアナ沖海戦では第 3航空戦隊の直衛を勤め、7月には横須賀へ向かう戦艦「扶桑」の護衛を勤めました。


1944年10月の最後の戦いとなったレイテ沖海戦では、旗艦「山城」の西村艦隊の属してレイテ湾へ進撃、25日にスリガオ海峡にて魚雷艇と交戦して沈没しました。

<キットについて>
1/700「朝潮型」のプラキットは、スカイウェーブシリーズ(SW)のピットロードとウォーターラインシリーズ(WL)のハセガワから発売されています。

WLキットは一般的に船体形状が実艦と大きく異なると評価されており、キット発売は1971年で古参キットです。一方、SWキットは近年発売され、WLキットを十分研究しての発売?のために形状が良好で、SWキット特有である詳細で強いモールド観に仕上がっています。個人的にこのモールド観が大好きなので、今回はSWキットを建造しました。SWキットでの建造は特に注意点はありません。各パーツ類もWLキットより少し太めなので、折れ易いことはないと思います。

これも個人的な好みなのですが、持ったときの重量感がほしいので、WLキットのようにオモリが付属されたらなと感じます。

<作例について>
「満潮」は最終時のレイテ沖海戦時仕様で建造しました。ほとんど素組みですが、作例では1944年時仕様のため、以下の追加工作を行っています。
  • 0.25o×0.5oプラ棒により、舷外消磁電路を再現しています。
船体や上部構造物は、我が造船所の駆逐艦色である舞鶴工廠グレーで塗装しました。リノリウムはPT艦船カラーのリノリウム色で塗装、そのほかはすべてGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。

なお、私的好みで舷側中央と艦尾の艦名を表記しておりますが、大戦中は塗りつぶされていました。

      
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