<実艦について>
- 1917年に成立した戦艦8隻、巡洋戦艦4隻を基幹とする八四艦隊完成案に伴い、主力艦に随伴する駆逐艦として9隻を計画、翌年にも9隻が計画されたのが峯風型駆逐艦です。しかし、1918年計画9隻のうちの3隻が船体幅を拡大した神風型駆逐艦となり、また3隻が兵装配置を変更した改峯風型となったため、峯風型は計12隻が建造されました。
- 峯風は1920年5月29日に舞鶴工廠で竣工し、峯風型のネームシップとなります。
- 1941年は対馬海峡方面にて哨戒に従事、1942年には佐世保近海で哨戒活動後、サイパンやトラックなどで船団護衛に従事します。
- 同年後半より1943年には東シナ海方面で船団護衛に従事し、1944年2月10日台湾沖にて米潜水艦の雷撃を受け沈没しました。
<キットについて>
- 峯風の1/700 プラキットはスカイウェーブシリーズ(SW)のピットロードから発売されています。キットのモールドは詳細にて力強いSWキット特有のものです。一般的にも実艦の特徴を良く捉えている好キットと評価されているようです。対空兵装強化の「夕風」は一部甲板上のモールドを削除するように指示されています。また、僚艦「汐風1945」の作成例も記されています。
<作例について>
- 1920年の竣工当時の艦橋天蓋が固定されていない状態を再現しています。
ほぼ素組みですが、艦橋部分は説明書の指示どおり、窓枠を削り、プラ棒にて天幕支柱を再現しました。
なお、船体側面中央部と艦尾の艦名は大戦中に消されていましたが、この時を再現する「夕風」では個人的な好みで艦名を再現しています。
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