水上機母艦 千代田 旧日本海軍
 千歳型水上機母艦2番艦
掲載:2013年02月20日
修正:2014年05月07日
 千代田(ちよだ)1941 <アオシマ製旧キット>
 

 
<使用キット>
  • ウォーターラインシリーズ 505
    日本水上機母艦「千代田」
    1/700 アオシマ 1979年発売
 

<実艦について>
ロンドン軍縮条約により、主力艦の保有量を制限された旧日本海軍が、制限外の艦艇の整備に努め、この考えを基に計画されたのが千歳型水上機母艦になります。

「千代田」は千歳型2番艦として1933年に計画された第二次艦艇補充計画で建造され、1938年12月に竣工しました。1940年5月よりに特殊潜航艇母艦へ改装され、1941年に完成しました。甲標的(小型の潜水艇)を12隻搭載できると言われています。主要海戦としては1942年6月のミッドウェー海戦に参加、その後、空母増強計画によって同年12月より航空母艦へ改装されました。

<キットについて>
ウォーターラインシリーズ91として1979年にアオシマから発売されましたが、現在はb改定し505として発売されています。当時発売されたアオシマ製のキットの中では一般的な評価が高いキットであり、素組みでも十分楽しめる好キットです。

少し前になりますが、限定版としてエッチング付きのキットが発売されていました。

<作例について>
作例では少々追加工作しています。工作箇所は以下のとおりです。
  • 艦橋頂部は94式高射機の後ろに測距儀塔がありますが、これがキットでは再現されていません。したがってプラ棒とピットロード(PT)の武装パーツより4m測距儀で再現しました。
  • 実艦の前部エレベータの形状はキットのものと少し違っているようです。龍門さんのHP“ヴァンガード工場”の作例を参考に大まかに修正しています。
その他の製作は、まったく素組みです。(^^) 今回は船体色に我が造船所の重巡色である横須賀海軍工廠グレーを使いました。リノリウム色はPTのものを使用しています。甲板上のリノリウム張りと鉄張り部分については、キット説明書では詳細不明なため、ロートシルトさんの作例を参考とさせていただきました。地味な艦種ですが、独特の形状をした艦艇であり、中々面白いです。

      
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