海上自衛隊
 あぶくま型地方隊護衛艦1番艦
掲載:2006年01月28日
修正:2014年09月19日
 DE-229あぶくま 1989 −竣工時− <ハセガワ製>
   
<使用キット>
ウォーターラインシリーズ 013
海上自衛隊護衛艦「あぶくま/じんつう」
1/700 ハセガワ 2005年発売

 

<実艦について>
あぶくま型護衛艦は海上自衛隊の沿岸用護衛艦(DEタイプ)の最新鋭艦であり、1986年度計画で1番艦「DE-229あぶくま」と2番艦「DE-230じんつう」が計画されました。

「あぶくま」は三井造船玉野事業所で建造され、1989年に竣工しました。

 ・性能:基準排水量2,000t、全長109m、速力27ノット
 ・武装:ハープーン対艦ミサイル SSM4連装発射筒2基
    :20mmCIWS1基
    :76mm単装砲1基
    :アスロック SUM8連装発射機1基
    :3連装短魚雷発射管2基

(参考:キット説明書)

<キットについて>
キットは2005年にハセガワが発売した、ウォーターラインシリーズ(WL)のハセガワ製護衛艦シリーズ第二弾です。WLのキットは組み立て易いと思っていましたが、このキットはどちらかというとピットロードのパーツ構成に似ているように感じました。したがって、初心者にはちょっと難しく感じる部分があると思います。同型艦すべてがキット化されており、WLの本来の目的である”集める”という意味では大変うれしいことです。しかも2隻セット販売なので、これまたうれしい限りです。戦闘通路の白線もデカール化されており、容易に華麗に再現できます。

また、2005年秋にエッチング付きキットが発売されました。マストはやはりエッチングにすると”ぐっと”シャープな作品となると思います。

<作例について>
組み立ては複雑な場所が多くあり、容易ではありません。上部構造物は1辺ずつ組み上げる方式なため、歪みやズレが出易いので注意が必要です。部品は繊細で小さいものが多く、組み立てに結構苦労してしまいました。作例ではホイップアンテナを0.3o真鍮線に変えた以外は素組みです。甲板の戦闘通路白線は、作例では筋彫りによる表現です。塗装指示では上部構造物はすべて船体色ですが、実際は水平面は甲板色のようです。私は塗り直しをする羽目となってしまいました。マストはトラス構造が抜けているのでいい感じなのですが、バリを取るのが難しく、やはりエッチングパーツが良いと思います。

船体や上部構造物の垂直面はピットロード社の艦船カラーから“海自グレー1色”で、水平面は“海自グレー2色”で塗装、喫水線下部と煙突上部はGSIクレオス社のMr.カラーからつや消し黒色で塗装しま
した。

     
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