<実艦について>
- DD-181「あさかぜ」は、米海軍リバモア級駆逐艦DD-454「エリソン」が日米艦艇貸与協定に基づいて貸与されたもので、CIC室を拡大、レーダーの変更、127o2番主砲の撤去等の改装工事を行い、海上自衛隊護衛艦「あさかぜ」DD-181として就役しました。
同型艦DD-182「はたかぜ」とともに初期の海上自衛隊の主力を勤めた艦で、当時の護衛艦の中で最速を誇っていました。
(参考:キット説明書)
<キットについて>
- キットは2002年の秋にリバモア級駆逐艦およびベンソン級駆逐艦とともに発売されたキットです。リバモア級駆逐艦は貴重なアイテムで、旧日本海軍駆逐艦陽炎型と同世代の駆逐艦です。
スカイウェーブキットの持ち味を十分に再現したもので、製作に際して特に問題はないと思いますが、1箇所のみ修正が必要です。説明書では、艦橋前部の下側に位置する司令塔前面パーツを取り付けるよう指示していますが、実艦はこの部分が無かったようであり、この部分を省略することが必要です。すばらしい、ボックスアートを参考にすれば、この部分が良くわかります。
<作例について>
- まったくの素組みで、私としては大変うれいしいことです。
- 船体や上部構造物の垂直面は、ピットロード社の艦船カラーの“海自グレー1”で、水平面は“海自グレー2”で塗装、喫水線下部と煙突上部はGSIクレオス社のMr.カラーのつや消し黒で塗装しました。やはり、キットのレーダーは存在が大きくなり重圧な感じが出てしまいます。エッチングパーツに頼るほうが見栄えがいいですね。
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