アメリカ海軍
 ヨークタウン級航空母艦1番艦
掲載:2008年08月10日
修正:2015年12月09日
 CV-5ヨークタウン 1942 <タミヤ製キット改造>
↑左舷前方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
↑右舷後方からの眺望
(画像はクリックすると大きくなります。)
<使用キット>
  • ウォーターラインシリーズ 705

    アメリカ航空母艦「CV-8ホーネット」

    1/700 タミヤ 1974年発売

  • ウォーターラインシリーズ 706

    アメリカ航空母艦「CV-6エンタープライズ」

    1/700 タミヤ 1974年発売
 

<実艦について>
 1937年にニューポート・ニューズ造船所で竣工。先に建造された「レンジャーCV-4」を基に、速力や防御力を向上させて設計した空母であり、基準排水量 19,800tのヨークタウン級空母のネームシップです。

 開戦時には大西洋で対ドイツとの戦いに備えていましたが、まもなく太平洋戦線に投入されました。1942年 5月の珊瑚海海戦では、史上初の空母同士による戦闘を行います。日本側の空母は「瑞鶴」および「翔鶴」と別働隊の「祥鳳」、米側の空母は「CV-2レキシントン」と「CV-5ヨークタウン」が対陣しました。この戦いで米軍は「祥鳳」を撃沈し「翔鶴」に損害を与えますが、「CV-2」は沈没し「CV-5」も大破してしまいました。「CV-5」は応急修理で無事に真珠湾へ帰投し、ミッドウェー海戦に参加するため緊急的な応急修理が実施されます。

 ミッドウェー海戦では損傷復旧が完了してませんでしたが、第17機動部隊として作戦を指示し、別働隊のCV-6およびCV-8とともに日本軍の「赤城」,「加賀」,「飛龍」,「蒼龍」を撃沈しました。しかし、日本軍の空母「飛龍」艦載機の攻撃を 2度に渡って受けてしまいました。ダメージコントロールが日本海軍より優れている米海軍は、 1度目の爆撃による火災は何とか鎮火しました。その後、 2度目の雷撃により機関室が損傷して行動不能に陥り艦内に浸水して傾斜したため、ついに総員退艦となります。一度は艦を放棄しましたが、その後に沈没することなく漂流を続けたため、再び乗艦して真珠湾への曳航を試みました。しかし、この後に「伊-168」潜水艦の魚雷を 2本受けてしまい、ついに沈没してしまいました。

<キットについて>
 作例を製作した2008年当時は、タミヤより発売されていたヨークタウン級空母の 1/700キットが 2番艦「CV-6エンタープライズ」と 3番艦「CV-8ホーネット」のみであったため、製作には巷で紹介されているとおり「CV-6」をベースに「CV-8」の部品を使用しました。主要部品は「CV-6」を使いますが、この「CV-6」キットは対空機銃類を増備した大戦後期仕様の姿なので、機銃ブルワークと飛行甲板部分のみ「CV-8」のキットを使います。

 なお、2013年にタミヤから「CV-5ヨークタウン」キットが「CV-6」および「CV-8」の既存キットのバリエーションキットとして発売されており、現在では「CV-5」が手軽に作れるようになっています。

 タミヤのヨークタウン級空母は開発が古いキットですが、今でも十分通用するディティールと言われています。個人的にもそのように思いますが、厳密には艦橋構造物の幅が 1mm程度薄く、また、船体幅も若干足りないようです。私的な意見ですが、私はヨークタウン級空母はスマートな外見のイメージを持っているとの印象が強かったため、また、建造工程短縮の意味もあり改造しませんでした。

<作例について>
 作例はモデルアート誌2003年 8月号に掲載された佐藤美夫氏の作品を参考とし、建造しています。氏の作品は個人的に大好きで、記事には文章のみではなく改造するためのパーツ等の説明図も掲載されており、安心して改造が行えます。「CV-5ヨークタウン」は僚艦の「CV-6エンタープライズ」と艦橋周りが大きく違っていたようで、このあたりを中心に改造を行いました。大まかに述べると、艦橋前面の露天艦橋の製作と煙突横の探照灯を 2基に増設、煙突後部中央に張り出している構造物の撤去です。レーダーは佐藤氏の作品と同じようにプラ角棒にて外枠形状のみを再現しました。また、機銃類と高角砲はすべてピットロード(PT)の武装パーツに変更しています。

 塗装は、米海軍艦艇の特徴でもある迷彩塗装です。「CV-5」は、船体に段階塗装であるメジャー12をまとっていました。メジャー12は、最上部の明るい色がヘイズグレー色、その下のやや暗い色がオーシャングレー色、最下部の暗い色はシーブルー色を使用した段階塗装です。航空母艦は煙突より上部がほとんどないのでヘイズグレー色の部分はマストくらいで目立たないのですが、このヘイズグレー色とオーシャングレー色はPT艦船カラーを使用しました。シーブルー色はピットロードの艦船カラーにも、 GSIクレオスの Mr.カラーにも発売されていない色で、自分で調合しなくてはなりません。調合したシーブルー色がネイビーブルー色とほとんど変わらないのでもう少し明るい色のほうが良かったと反省です。シーブルー色が GSIクレオスから発売されればいいのになぁと思います。 また、甲板はデッキブルー色(PT艦船カラー)で塗りましたが色むらが目立ち、こちらも少々不満でした。


     
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